2018.10.23
オスグッド病
走ったりジャンプしたりすると膝が痛い
成長痛と言われて安静にしているが、膝が痛い
蹴る動きをすると膝が痛い
膝のお皿の下あたりが出っ張っている
スクワットのような動きができない
オスグッド病は、10~15歳の成長期の子供がスポーツで走ったり跳んだりなどを繰り返すことでみられるスポーツ障害の1つです。
太ももの前側にある大腿四頭筋という筋肉は、膝のお皿の下あたりの脛骨粗面と呼ばれる部位に付着していますが、過度な運動を行って大腿四頭筋が過剰に働くことで、脛骨粗面は常に引っ張られて炎症を起こします。成長期の子供の場合、筋肉の成長が骨より遅いので慢性的に脛骨粗面に負担が掛かることと、脛骨粗面が軟骨で軟らかい為、引っ張られ続けることで脛骨粗面が剥離してしまいます。
オスグッド病は、膝のお皿の下あたりの脛骨粗面に膨らみ(膨隆)と押したときに痛み(圧痛)があります。病院や整形外科では、上記の所見にレントゲン検査を行なうことで診断することが一般的です。 脛骨粗面に炎症を起こしているので、安静にすることが基本とされます。炎症と痛みが引けば、大腿四頭筋のストレッチを行うように指導されるでしょう。
また、痛みが引けばスポーツを再開しても良いとなりますが、痛みが再発することが多いです。その場合は、アイシングなどや処置を行って痛みを緩和させるように指導されることが多いようです。
成長期の痛みなので、成長が終わるまでうまく付き合っていくように、と説明されることがほとんどでしょう。
オスグッド病は、上記のように大腿四頭筋が過度に使用されることで起こるのですが、だからといって成長期のスポーツを行うすべての子供がなるわけではないです。同じスポーツでも傷める子もいれば、そうでない子もいますよね。その違いをみていくと、脚の姿勢バランスと関節の動きに行きつきます。
多くの場合、オスグッド病の子供は内股やX脚のような姿勢になっていることがあります。こうなると、スポーツ時に脛骨粗面に掛かる負荷が増大するために傷めてしまいます。そして、内股やX脚の姿勢バランスの原因は、主に骨盤・股関節・足首など、膝周辺の関節の動きに問題があることが多いのです。
当院のオスグッド病の治療は、関節の動きを正常にすることで、脚の姿勢バランスを整え、オスグッド病による症状が再発しない体づくりを行っていきます。骨盤・股関節・足首などの関節の動きの中心に整え、固くなった筋肉の柔軟性回復、弱くなった筋肉の筋力強化を行い、脚の姿勢バランスを整えていきます。
また、炎症がある場合は超音波治療器も使い、早期の競技復帰を図ります。競技の早期復帰を図りながら、膝の痛みが再発しない体づくりを行うことで、スポーツを行う中高生をサポートいたします。膝の痛みでお悩みの方、オスグッド病でお悩みの方、一度ライフ鍼灸整骨院までご相談ください。
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