2018.10.23
扁平足
土踏まずがなくなってしまっている
足がとても疲れやすい
靴が合わないような違和感がある
長時間の立ち仕事や歩行で痛くなる
扁平足を治したい
扁平足は、足のアーチが低下して足底が扁平になった状態を指します。 一般的には、土踏まずがなくなったら扁平足と言われますが、元々足底は筋肉や脂肪が分厚く覆われていて人によってはこれらの筋肉や脂肪で土踏まずが埋まってしまうため、土踏まずの有無で扁平足かどうかは判断できません。
よって、扁平足かどうかは足の骨の配置で決まります。レントゲンで扁平足かどうかはわかりますが、触診でもある程度扁平足かどうかは推定できます。また成人の扁平足では放置しておくと、足の変形や外反母趾などの症状に移行することもあるので注意が必要です。
足は、内側と外側それに足指を横切る方向にアーチがあります。主に、体重を支えるためと地面からの衝撃を緩衝するための構造です。内側のアーチを一般的に土踏まずと呼び、内側のアーチばかりが注目されますが、外側や横のアーチも重要です。
また、アーチは足の骨に強靭な靭帯や足底腱膜が支えることで、アーチが潰れないようにできています。
アーチという構造は、重力等で下に押し潰される力が掛かってもその力を利用して形を維持するという構造です。ただし、そのためには強固な土台が必要で、アーチ橋の場合は強固な地盤や部材がその役目を果たしますが、足の場合は靭帯や足底腱膜などの軟部組織が担います。
アーチという構造は上から押し潰す力にはとても強いですが、それ以外の方向には弱い構造です。足のアーチに上から押し潰す以外の力が掛かる場面は、O脚やX脚など脚全体への体重の掛かり方に問題がある場合です。こうなると、足に横方向の力が加わりアーチが維持できなくなります。足底腱膜などが疲弊しやすくなり、アーチの維持がさらに難しくなります。
つまり、足のアーチを筋力をつけて回復させようとしても、脚全体の姿勢バランスが変わらないかぎり扁平足は解消しないのです。
当院の扁平足治療は、足のアーチの回復を図りながら、脚全体の姿勢バランスを調整していきます。
アーチが潰れた足は、関節の可動が良くないことが多いので、まずは正常な動きを取り戻します。その後、アーチ維持に必要な筋力回復も行います。
また、脚全体の姿勢バランスは、主に骨盤・股関節の動き、人によっては上半身の姿勢バランスも改善していきます。アプローチの仕方は、関節を直接動かしたり、筋収縮後のリラクセーション作用を利用した矯正などを行います。
足の慢性的な疲れにお悩みの方、扁平足の方、一度ライフ鍼灸整骨院までご相談ください。